その冒頭部で(個人的には)驚きの記述が
A: Starting with iOS 6, the app store will automatically produce an update package for all new versions of apps submitted to the store. This package is optimized for updating an app from one version to another, and contains files that have changed between the prior version of an app and the new version of the app, excluding files that have not changed.(意訳)iOS6からは新バージョンに関してAppStore側でアップデート専用のパッケージを自動的に用意する。アップデート用パッケージはバージョン間の差分のみで、変更の無いものは含まれない。つまりユーザがアプリをアップデートする時には新バージョンで変更が入ったファイルだけのダウンロードで済むということらしい。
o_o これは知りませんでした。。差分は新規追加、変更さらには削除も反映されているとのこと。
それを前提にして2つのTipsが紹介されている(以下、意訳)。
1. 不必要にファイルの変更を行わないこと
変更されたファイルはすべてアップデートパッケージに含まれるということ。なお変更検出にはdiff他のツール使っているとのこと。
2. 変更が生じる箇所はできるだけ別々のファイルに分けておくこと
どういう事かというと、例えば大きなファイルの1バイトだけの調整も変更とみなされ、ファイル全体がアップデートパッケージに含まれるようになる。例では10MBのうち10KBの変更であっても、アップデートパッケージには10MB全体が含まれるようになるとの説明があった。可能であればファイルを分割して変更が含まれるファイルのサイズを減らすのが良いということらしい。
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ポイントは、差分の単位がファイルということ。今後はこの辺りを考慮してアプリをつくり込むとアップデート時のダウンロード時間を減らしてユーザ体験を向上できそう。
あと最後のWarningに書いてあったが、ファイルの作成日時と更新日時は差分検出の条件に含まれないとのこと。これも重要。
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